03 チワワのしつけ

チワワをしつけるために大事なポイントをご紹介します。

叱るときも褒めるときもたっぷりの愛情を込めてあげてください。

大事なポイント

しつけは信頼関係があってこそ

褒める事も、叱る事も効果が出るのは信頼関係があってこそ。
特に叱ってばかりですと萎縮したかわいそうな犬になってしまいます。

叱る事より遥かに多く褒めて、きちんと日々のお世話をして、甘えさせることで愛情のある信頼関係を築くことができます。

1叱ったら5褒めるくらいがバランス良いと言われています。

しつけには上下関係も必須です

犬は群れで生きる動物なのでリーダー以外の指図は受けません。
誰がリーダーなのかを常にはっきりと示してください。

例えば、以下のような行動に気をつけます。
※上下関係さえ保っていれば全てを行う必要はありません。

<犬の食事は飼い主の食後に与える>
犬は偉い順番に食事をとります。

<遊びの始め時・止め時は飼い主が主導で>
一時的に遊ぶおもちゃは飼い主が与え、遊び終わった後に取り上げます。
与えっぱなしのおもちゃがあっても問題ありません。

<散歩の際は飼い主の真横〜後ろを歩かせる>
群れで行動する際リーダーは先頭を歩きます。
犬が先頭を歩きたがる場合、自身がリーダーだと考えています。

<寝床を分ける>
犬社会ではリーダーが最上のベッドで寝ます。
高さがあり、ふかふかである等寝心地が良いほど、良いベッドだとされます。

<毎日 マウンティングをする>

犬のマウンティングは立場の上下を表現する基本的かつ重要な行動です。
性的な行動とは関係ありません。
飼い主さんが腰を落とし、犬を太ももの間に挟み拘束し、腰を前後に動かします。
犬が抵抗をあきらめるまで続けてください。

抵抗が激しい等、上手に出来ない場合、無理に続けずにしつけ教室で学んでください。

叱るよりも褒めてのばす

できるだけ褒めることで教えてあげてください。
叱りたいことを、褒めることに上手にすり替えて褒めるのがポイントです。

例えば、玄関のチャイムに向かって吠えるのを止めさせたい場合、

チャイムが鳴った瞬間、
・驚かす(霧吹きを顔に吹きかける等)
・抱っこしておく

等で吠えられない状況をつくりだし、吼えない犬をすかさず褒めます。 おやつも効果的です。
当然、吼えた時には褒めません。

繰り返して行くうちに犬は、「チャイムが鳴った時」「吠える必要がない事」を学習します。

褒めるときはオーバーリアクション

褒めるときはとにかくオーバーリアクションで褒めてあげてください。
参考にするのはアメリカのコメディアンです。

「笑顔で」「撫でながら」たっぷりと褒めます。

しつけの時にこそおやつを活用

プロのドッグトレーナーもしつけにはおやつを使います。
「言う事を聞くと」「嬉しいことがある」と学習させるためです。
また、犬との信頼を保つ効果もあります。

ただ、上手に使用しないと、おやつを食べたいから言う事を聞いているだけの状況になってしまいます。
そのバランスはとても微妙ですので、できれば「しつけ教室」で学んでからが良いでしょう。

< 地方自治体のしつけ教室 >

多くの地方自治体では月一回程度、犬のしつけ教室を開いています。
自治体主催の場合、非常に小額(または無料)でしつけ教室に参加出来ますので、愛犬と一緒に参加してみてはいかがですか?

しつけ言葉を統一する

よくあるのが家族の中で、指示語がバラバラになっているケースです。
「ダメ」「イケナイ」「ヨシ」「ハウス」など命令は統一しましょう。

しつけ教室に参加して一通り学んでくるか、引き取り元に相談しましょう。

タイミングに気をつける

褒める時も、叱るときも、その行為の最中もしくは直後に行います。

少しでも間があくと、犬にとっては何に対して叱られているのか理解できません。
後から犬のイタズラや粗相に気づいた時、こみ上げる怒りはぐっとこらえましょう。

叱るときは毅然とした態度で

叱る時は「犬の目を見ながら」「何が悪かったのか言葉にして」叱ります。
犬は飼い主さんの態度と知っている単語から「こういうことをして欲しくない」という意思を汲み取ります。

叱っている最中に「まあまあ。そうカッカせずに…」と甘えてくることがありますが、叱っている時には決して受け入れないでください。

叱り終えた後に甘えさせてやってください。

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